管理人の気まぐれ談話(4)家出のすすめ(ペンギン編)

東京の葛西臨海水族園から子どものペンギンが逃げ出しました。水族館という「家」に戻った方が幸せなのか。それとも本当の「ふるさと」に戻った方が幸せなのか。

寺山修司は、著書「家出のすすめ」で、本来「家」とは「在る」ものではなくて、「成る」のです。と記し、若者は一度、家出をしなければならない、と呼びかけました。当時(昭和60~70年代)のたくさんの若者が、田舎から家出して東京に出てきたといいます。葛西臨海水族館の若きペンギンの脱走報道を見て、広島で起きた刑務所脱獄騒動が頭をよぎりました。ペンギンも脱獄犯も、ただただ自由になりたいから「外」に出てしまったんではないでしょうか。

・・・・・・どんな鳥だって、想像力より高く飛ぶことはできないだろう。
・・・・・・「ロング・グッドバイ」/寺山修司

 

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